労務管理その他の労働及び社会保険に関する一般常識 第30回 社会保険労務士試験 択一式試験問題
[問 5] 労働経済の動向についての次の記述のうち,正しいものはどれか。
A 有効求人倍率は,景気の穏やかな回復をうけて平成6年,7年と上昇してきたが,自発的離職求職者数(雇用保険受給資格決定件数のうち「給付制限あり」)や離職者以外の求職者数(雇用保険受給者以外の求職者数)が増加したことから,平成8年の有効求人倍率は,平成7年を下回った。
B 平成8年の年齢別の完全失業率を5歳階級別にみると,若年層の失業率は高く,15~19歳層から30~34歳層まで年齢計を上回っている。また,失業率が最も高いのは企業のリストラ等の影響が大きい55~59歳層で,次いで需要不足が著しい60~64歳層であるなど,中高年齢層の失業は深刻である。
C 新規大卒者の就職率は昭和50年代以降最近まで上昇傾向にあるが,昭和60年頃までは,女性大卒者の就職率の上昇は緩やかであったのに対し,男性大卒者での上昇が急であった。その後,平成2,3年のバブル期に企業の採用意欲が非常に強まったことや,採用における男女の差別が禁止されたことから,女性大卒者の就職率は急速に高まり,平成8年には男性を上回っている。
D 就業構造のサービス化が進展する中で,昭和50年以降,全就業者に占める第1次産業就業者の割合は傾向的に低下しており,第2次産業就業者のうち製造業就業者の割合も平成7年には昭和50年よりも低くなっているが,建設業就業者についてみると,平成7年には昭和50年よりも全就業者に占める割合は高くなっている。
E インターネットに代表される情報通信技術革新の進展と,情報通信分野での規制緩和の進展を背景に,電気通信業の事業規模は大幅に拡大しており,NTTやKDDの合理化が進む中においても,電気通信事業の全従業者数は平成5,6,7年度と3年連続して前年度比増加した。
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